徳永商店は、確かな製材技術でお客様のニーズに的確に応える木材製品をお届けします。
2010年05月
2月に行われる巨人軍宮崎キャンプ。
キャンプ直前に参拝した青島神社に奉納された絵馬。
その中に、故 木村拓也氏が書いた絵馬を見つけました。
絵馬に書かれていた言葉は ” 初 心 ”
プロ野球に人生を捧げた男が記した言葉。
入団間もない選手ではなく、ベテランが書いたところに、
氏の強い想いが込められている気がします。
毎年、この気持ちを持ち続け、プロ野球生活に臨んだからこそ、
19年の永きに渡り現役選手として活躍し続けてこられたのでしょう。
先ず『思念』あり。そうありたいと強く思うことが、人の道を切り拓きます。
すばらしい人物だったのですね。惜しい人を亡くしました。
合掌
湘南に建築していた義理の兄の自宅(木造建築)が3月下旬に竣工しました。
とても素晴らしい仕上がりに、義理の兄も とても満足している様子でした。
室内の写真を一部お見せします。
設 計 幸田章建築設計所
施 工 (株)安池建設工業
リビングダイニングキッチン
和室
この和室がとてもいいですね。シンプルかつモダン、そして落ち着く感じが写真から伝ってきます。良い設計というのは、無駄なものを極力排除したデザインで構成され、一つ一つの線の位置や面の構成を十二分に計算し尽くした上で、図面に落とし込まれます。私は、この構成力を持った人こそが、設計士と呼ぶに相応しいのではないかと思っています。『人の暮らし』の本質を捉えた幸田先生の設計は、時代が変わっても色褪せることはないでしょう。素晴らしい歌が、いつの時代にも人々から愛され続けているように。。。
今回設計をしていただいたは幸田 章氏(幸田章建築設計所 主宰)です。
私が幸田章氏を知ったのは、渡辺篤史の建もの探訪(テレビ朝日)で幸田氏のご自宅が紹介(2009年2月1日放送)されていたのを、偶然見たことからでした。奇をてらうことのない、シンプル(この表現が適切か否かわかりませんが)な設計なのですが、『人の理想的な住環境とは?』という問いに対する答えがいっぱい詰まっているようなご自宅でした。そこには住み手が心から寛げる空間がありました。また、『部屋=壁で囲まれた閉ざされた空間』という概念ではなく、部屋と部屋がつながりを持って広がって行くような連続性が存在しているように感じられました。
そして、私が木材を扱う立場から感心したのが、氏は木材の特質をよく理解した上で、木を『適材適所』に使っていることでした。木材にはたくさんの種類があります。また一つ一つの木にも性格(特性)があり、製材の仕方によっても木の特性に変化が出てくることもあります。設計士の中で、木の素材の特質まで理解した上で、設計に取り入れている人は少ないように思われます。更に、幸田氏は家具の設計もされていますので、インテリア側から見た視点でも空間作りをされているのではないかと推察しました。家の外と内 両面から空間を作り上げて行くことができるというのは、とても大切なことです。
住まいの本質を捉えた家は、何世代にも渡って住み続けられます。これこそが真のエコ住宅であると思います。
このような経緯で私が幸田章建築設計所を兄に紹介し、兄も幸田氏の高い設計・管理力を評価し、お願いすることになりました。すばらしい人たちとの出会いに感謝しています。
日本人として初めて、アニー賞最優秀美術賞を受賞された上杉忠弘氏。
その上杉氏の特別展示会「宮崎ー四つの風」展が現在 宮崎県立美術館で開催されています。
上杉氏は宮崎出身の作家で『コララインとボタンの魔女』のコンセプトアートを担当されました。氏の作品に登場する女性は60年後半から70年前半のノスタルジックな香りが漂っています。時間を作って美術館に足を運んで、すてきな作品を味わいたいと思っています(22日に行ってきました^^)。
P.S. 四つの風展に出展している松田俊哉氏は私の姉の同級生です。
宮崎県立美術館
宮崎県立美術館 2階ホール
上杉忠弘氏の作品
上杉忠弘氏の作品
上杉忠弘氏の作品
芸術劇場のプランターボックスに植栽された美しい花たち 散歩の目を楽しませてくれます。
ファミリーレストラン業界で高い営業利益率を誇るイタリアンレストランのサイゼリヤ。
500円未満のメニューが大半を占めているにもかかわらず、
2009年8月期の営業利益率は10%強あるという勝ち組企業だ。
そのサイゼリヤの強さの一端を紹介する記事が以前、日経新聞でとりあげられていたので、
少し紹介したいと思います。高収益の秘訣は、「生産性を向上させるために、すべての業務を原理原則に立ち返って日々考える」ということらしい。
以下記事より抜粋
「例えば店内清掃。清掃とは何か、なぜ掃除機を使うのか。科学的解析を交えて考え抜く。行き着いたのが原始的なモップだった。床のゴミやホコリを取り除くのが掃除だから空気まで吸い上げる必要はない。しかも掃除機は吸い取り口が小さく、何度もひじを動かす動作が伴う。モップだと歩いて押すだけ。ひじを動かす回数は大幅に減る。 まず30センチ幅のモップを試したら、同じ通路を何往復もしても掃除機と歩数はあまり変わらなかった。そこで120センチ幅にしたら、ひとふきで済んだ。掃除機で1時間かかる作業が30分に。生産性は2倍に跳ね上がり、作業は楽になった。こんな小さな積み重ねが圧倒的なコスト競争力を生む。生産性向上を軸に仕事を組み立てると、とるべき戦略もおのずから見えてくる。例えば期間限定の値引きはしない。急激な客数増で店舗作業が乱れることを避けるためだ。それでも節約志向の客が店におしかけ、11月の既存店舗の売上高は前年比13%も増えた。社員の大半は理科系出身。常識を疑い、科学的に考える習性が染み付いている。。。。。続く」
掃除=掃除機でするもの これが世間の常識であります。普通はこの考え方に異論を挟む人はほとんどいないでしょう。しかしながら、この図式が本当にベストな方法なのだろうか?と疑問を持てば、そこにはまだまだ改善する余地が存在している。
成功したビジネスモデルを作り上げ、収益を出していたとしても、現状を否定し、改善に取り組む姿勢を常に持ち続けることが大事である。その取り組みから新たな発想が生まれてくる。素晴らしいアイデアというのは、世間の常識を否定することから生まれてくるのだろう。製造業に従事している私たちこそ、この考え方を体に染み付かせ、変革の時代に生き残って行かねばならない。
「徳永商店社長のブログ ?lifework?」本日開設致しました。
これまで、「お知らせ」欄に仕事のことからプライベートなことまで書き込んでいましたが、
項目を整理する為にブログを作ることにしました。従来の「お知らせ」欄には会社の商品に関すること。ブログには商品以外の「木材」、「経営」、「プライベート」 をテーマに綴って行きます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
GW期間中に福岡のスターバックス 大濠公園店(LEED認証店)を訪れました。
4月下旬にオープンしたこの店舗は、環境を意識した設計がなされているのが特徴です。
一例として、室内のカウンターや壁板として使われている木材は森林認証(FSC)を受けており、
また照明にはエネルギー消費量の少ないLEDを使用しています。
店内の居心地(雰囲気)のよさは従来店よりも、こちらの方が明らかに優れています。
そこには何時間でも過ごしたくなるような気持ちのよい空間があります。
ジョギングや犬の散歩の途中でも気軽に利用できます。
店内席、店外席ともに大勢のお客様で賑わっていました。
内装の天井、壁には杉材、カウンターにもFSC認証木材が使われています。
天井の杉板には表面塗装がされていないように見えました。
無塗装も、味わい深くていいです。
木材の調湿効果を発揮させる為には、無塗装が一番よいのです。
以下HPより抜粋
公園内の市民の憩いの場として、環境に配慮した店舗作り
?『スターバックス コーヒー 福岡大濠公園店』がオープン?
スターバックス コーヒー ジャパン 株式会社(本社所在地:東京都渋谷区、代表取締役最高経営責任者(CEO):岩田松雄)は、2010年4月26日(月)、福岡市大濠公園内に環境への負荷低減をコンセプトの中心に据えた新しいタイプの店舗『スターバックス コーヒー 福岡大濠公園店』をオープンいたします。
『スターバックス コーヒー 福岡大濠公園店』は、福岡市の中心に位置し、昼夜を問わずジョギングや散策などを楽しむ福岡市民の憩いの場になっている県営大濠公園内に位置します。昨年6月に福岡県が実施した「公園便益施設拡充」に関わる公募に当社が応募し、この度出店となりました。大濠公園内における飲食店の出店は48年ぶりとなります。
座席数は屋内41席、テラス席32席の計73席になっており、公園立地の特性を活かしてテラス席を多く配置しております。外部テラスにはランナーのための休憩スペースや手洗い場の設置、愛犬との散歩の途中でも立ち寄っていただけるようにリードフックも設置し、開放感のある空間を演出しています。
また、スターバックスが提唱している「スターバックスシェアード プラネット」の取り組みの一つとして、同店舗は環境に配慮した設計を数多く取り入れ、第三者による環境評価(LEED認証)基準を満たす計画を推進し、現在認証取得を行うために登録しております。ご来店いただくまでの導線における地域環境負荷低減から、建設素材の選定、エネルギーの保全やごみの削減・資源化などを目指し、よりお客様にスターバックス エクスペリエンスを楽しんでいただくための工夫を様々に凝らしております。また、テラス席も含めて全面禁煙になっているのも、この店舗の大きな特長です。
スターバックスは今後も、「サードプレイス(家庭、職場・学校等に次ぐ第3の生活拠点)」をご提供し、地域に根ざした空間作りをしてまいります。
Starbucks™ Shared Planet™ (スターバックス シェアード プラネット)
Starbucks™ Shared Planet™は、人々や地球にとってよりよい形で事業を展開しようという、スターバックスの「地球への約束」です。コーヒーの買付、環境負荷の低減、コミュニティへの貢献、これら3つの柱について、2015年までのゴールを設定し、達成を目指すとしています。詳しくはwww.starbucks.co.jp/csr/へ
※LEED認証 (Leadership in Energy and Environmental Design)とは、米国グリーンビルディング協会(USGBC)がすぐれた環境性能を有する建築のデザインや利用方法に対して第三者で認証する制度です。
新緑がまぶしい季節になりました。
先日、訪れた県立芸術劇場(総合文化公園)の樹木たちにも
新しい芽が生まれ、樹木の息づかいが感じられました。
自然を満喫するには、とてもよい気候です。
緑の回廊(桜並木の緑が心地よく感じます)
芸術劇場前の噴水。 水面がきらきらと輝いています。