徳永商店は、確かな製材技術でお客様のニーズに的確に応える木材製品をお届けします。
当社の前身は大正元年(1912年)に初代社長であります徳永利吉が南九州の広葉樹に着目し、広葉樹木炭の製造・販売する
ことを目的として個人創業したことによります。宮崎県の高岡町に炭焼き小屋を構えて、各地へ木炭を出荷しておりました。
昭和10年には法人を設立し現在に至っております。
当時の日本では、木炭は生活・産業基盤に欠かす事ができない重要なエネルギー資源のひとつでありましたが、戦後、社会の
エネルギー構造が石油、ガス、電力等へ移行する状況を鑑みて、事業内容を見直し、木炭製造業から製材業への転換を
図りました。カシ、シイ、タブ、サクラ等の広葉樹木材を鉄道枕木、柄木、梱包、造船用等に製材・加工し販売しました。
その後、南洋材や国内外の針葉樹などの製材も手がけるようになり、お客様の幅広いニーズに的確に応える製品作りを行っております。
21世紀に入り、BRICS始めとする新興諸国は発展を続け、そこで暮らす人々の生活様式に変化をもたらしました。
都市部だけではなく、農村部の生活においても電力、ガスに頼る生活スタイルになり、移動手段は自動車へと人々は便利で豊かな生活を
追い続けるようになりました。世界の一人当たりのエネルギー消費量は毎年増加し、大気中に排出されるCO2(二酸化炭素)量も増加の
一途をたどっています。排出されたCO2は、温室効果ガスの濃度を高め、地球温暖化を招き、北極、南極、シベリア、エベレスト等の氷や雪を溶かし始めています。
溶け出した氷は海面上昇をもたらし、気温の上昇は内陸部での乾燥化を進行させ、暴風雨などの異常気象を引き起こしています。地球は今大変深刻な事態に直面しているのです。
周知のように樹木は、光合成によって空気中のCO2を吸収して、体の中に炭素を蓄えることによって成長します。地球上に排出される全CO2の約3分の1は森林が吸収しています。
木材を適切に伐採、植林することが森林全体のCO2吸収力を高めます。国土の約70%が森林である日本に暮らすわたしたちは、古来より木材を循環的に活用しながら、
木の文化を育てあげてきました。森林が持つ機能的役割と再生産可能な資源という木材の資質を再認識し、木材の適正利用に努め、伐採−植林−育成という
循環サイクルを守り続けることで、地球温暖化防止に貢献すると同時に、木材の付加価値の向上をテーマとして、今後とも木材事業に取り組んで参りたいと考えております。
合名会社 徳永商店
〒880-0912
宮崎県宮崎市赤江字飛江田1785番地