カンブリア宮殿 JAL再生 稲盛 和夫氏

日本のフラッグシップ・キャリアと呼ばれた日本航空が倒産して早2年半。

企業再生支援機構が策定した計画に基づいて、粛々と再建策を進めていった結果、
支援機構が想定した以上の利益(過去最高益)を2年連続であげました。

そして、今秋には株式を再上場させ、支援機構から注入された資本金3500億円以上を
市場から調達し国に返済する予定です。

計画以上の収益を計上した源には、フィロソフィー(経営理念)の共有と
アメーバ経営(部門別採算制度)の導入がありました。

先日放送されたカンブリア宮殿の300回記念番組に稲盛名誉取締役会長と植木新社長*1が
出演し、JALの社員の意識改革と収益の向上がどのようにして行われたのか、
稲盛氏がひとつひとつ丁寧に答えています。

経営者にとっては必見です。是非ご覧下さい。

JAL再上場 
左から植木社長、稲盛名誉会長、大西会長

カンブリア宮殿 300回記念番組(日本航空は再び大空を舞うか)


司会 村上 龍 小池 栄子

出演 日本航空 取締役名誉会長 稲盛 和夫 氏
あああ日本航空 代表取締役   植木 義晴 氏


放送 2012年 6月28日

*1 
日本航空初のパイロット出身の植木社長。

先日とある会で、植木氏の社長就任の挨拶を拝聴する機会がありました。
植木社長は終始謙虚な姿勢で就任の挨拶をされました。
そして特に印象に残ったのが、植木社長のお辞儀の仕方でした。

会場の全員の顔を見るかのように、三度深々とお辞儀をされました。
その姿に儀礼的なものは一切なく、心を込めていらっしゃるのがはっきりと見て取れました。
私がこれまでに見たお辞儀の中で最もすばらしいものでした。

新生日本航空のトップとして、今後の手腕に大いに期待したいと思います。

航空業界は装置産業ではある一方、それを最大限活かすためには、
使う人の心を高めることが大事なのです。心を込めた経営。
これがビジネスの成功の秘訣です。

JAL 

投稿日時:2012.06.30(土) 19:57:27|投稿者:tokunaga