徳永商店は、確かな製材技術でお客様のニーズに的確に応える木材製品をお届けします。
これは白洲次郎の比較的晩年の話である。
たまたま彼が、理事長をしていた軽井沢ゴルフ倶楽部のベランダで休んでいた時、
一人の若者があたふたと駆け込んできて、
「これから田中がプレイしますのでよろしく」と挨拶した。
だいたい事情を察した次郎は、
「田中という名前は犬の糞ほどたくさんあるが、何処の田中だ」
「総理の田中です」その秘書らしき青年が著しく気分を害した面持ちで応えると、
「それは会員なのか」とかぶせての質問が出た。
その頃は財界人も小粒になって「総理」と聞くとお辞儀をしてしまう程度の
人物が多かったから、日頃とはいささか違う趣きに青年はひるんで、
「いえ、会員ではありませんが総理です」
「ここはね、会員のためのゴルフ場だ。そうでないなら帰りなさい」
そう言うと白洲さんはそっぽを向いてしまったという。
そこには敗戦直後、占領軍総司令部を相手に一歩も退かなかった白洲次郎がいた。
後日、いい話を聞いたと思って白洲さんに事の真偽を確かめると、
「そんな失礼なことは言わないよ。ただ訳を話して帰ってもらっただけだ」
との答えであった。
(辻井 喬 談)
菅内閣総理大臣 殿
仙谷官房長官 殿
今回の尖閣諸島の領有権問題において、
日本国民を代表するリーダーが適切な判断を下せないことに、
憤りを覚えると同時に大変失望させられました。
今、国民が求めているのは、目先の損得で動くことではなく、
原理原則(人間として正しいこと、道理に合っているか)
に基づいて判断し、行動できる人物なのです。
私たちが安心して住める国作りを託せるリーダーは
この国にはいないのでしょうか?