徳永商店は、確かな製材技術でお客様のニーズに的確に応える木材製品をお届けします。
穏やかな海が、これほどまでに豹変しようとは誰も想像できなかったことでしょう。
南三陸町の高台から志津川地区を望むと、元々はのどかな港町がそこにはあったと想像できた。
しかし、眼下に広がる景色は、すべての建物が破壊され、がれきの海と化した町の姿であった。
想定をはるかに超える大きさの津波が町のすべてを一瞬にして飲み込んでいった。
人を、船を、商店を、家を、車を、生活の全てを奪い去っていった。
まるで、そこで暮らしていた人々の証を消し去るかのように。
東日本大震災の報を受けて、被災された地区の人々に何か有効な支援をしたい。
震災以来ずっと考えていました。
そして、先週読んだある記事がきっかけとなり、宮城県 南三陸町に物資を直接届けることを思い立ち、日々の食料に不自由しているその地区に、必要としているものを直接手渡すことにしました。
今実行に移さないと、行く機会を失ってしまうかもしれない。
何もしないまま、週末を宮崎で過ごす気分にはなれませんでした。
被災者にとっては小さな援助に過ぎませんが、今できることを実行する。
そして、現地の姿を自分の眼で確かめ、次の行動へつなげたい。
そう考えて、南三陸町 志津川を目指しました。
まるで、戦場の跡地にでもいるかのような光景です。
震災以降、変わり果てた町の姿を毎日目にしている住人の気持ちを考えると、とても複雑です。
被災された人々が現実を受け入れ、復興へと舵を切るまでには、かなりのエネルギーを要すると思います。被災された人々に希望の光を見てもらい、復興への想いを強く持っていただく為には、私たちが物心両面でサポートすることが大事だと感じました。
物的支援と精神的支援。両方の支援があれば、人々は必ず再起できると信じています。