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「ベトナム」という言葉で、最初に思い浮かぶのはベトナム戦争(wikipedia)です。
ベトナムは古来から中国やフランス等に長い間占領されていた歴史をもち、
他国からの干渉を絶えず受けつづけた国です。
中でも1960年代 ?75年に渡るベトナム戦争は、私たちの記憶に残る戦争です。
そのベトナム戦争の歴史を語る ”バオタン・チュンティック・チェンチャン”
(戦争証跡博物館)を訪れました。
戦争で実際に使用されたアメリカ軍の戦車、戦闘機、ヘリ、機関銃、銃弾、爆弾に始まり
アメリカ軍が散布した枯れ葉剤に関する被害状況、数々の凄惨な写真など、
数多くの戦争資料が展示されています。
博物館を歩きながら感じたことは、戦争の怖さと平和であることのありがたさです。
テレビに映る戦場風景、戦争を描いた映画等では決して知ることの出来ない
現実がそこにはありました。
現在の平和な日本で暮らしている私達が感じる事のない「戦争の真実」
もし、自分がそのような環境に投げ出されたとしたら、どう振る舞えるのか。
戦争の現実を知った私は、正直想像する事ができません。
戦争は殴り合いのけんかとは意味が違います。
ベトナムを訪れる予定があるかたは、是非この博物館に足を運んで自分の目で真実を確かめて下さい。
戦争証跡博物館 入口
アメリカ軍 ベルヘリコプター(ベトナム戦争当時のもの)
枯れ葉剤 散布リスト
左から
(散布された地名、エリアの面積(km2)、その内散布された面積(km2)、%、人口、
散布された場所にいた人口、%)
の数字が並んでいます。
備考 ベトナム戦争小説 開高健 「輝ける闇」(新潮文庫) おすすめです。