徳永商店は、確かな製材技術でお客様のニーズに的確に応える木材製品をお届けします。
日曜日、宮崎市内にある『英国式庭園』を訪れました。
『英国式庭園』は海浜エントランスプラザ公園の中にある庭園で、元々は1999年に宮崎で開催された『グリーン博みやざき』の展示物として作られました。グリーン博終了後には取り壊される予定でしたが、県民から保存を望む声が相次いだことから、残すことになったようです。(保存しておいて良かった)
グリーン博終了後は利用されることもなく、松林の中にひっそりと佇んでいましたが、最近になって、建てものをオープンにして、紅茶が飲めるカフェとして利用されています。
駐車場から『英国式庭園』に向かう小道は松の枝葉で木陰になっており、松林の中を吹き抜ける海風がとても心地よく感じます。緑のカーテンで囲まれたこの道は本当に最高です。こんな場所が中心部のすぐ近くにあって、誰でも、いつでも無料で利用できるなんて、宮崎市民は本当に恵まれています。宮崎の自然の恵みに感謝です。私たちが訪れた当日もピクニックシートを広げ遊んでいる親子や、ウオーキングや読書を楽しむ人たちを見かけました。折りたたみベンチを持ち込んで、寝転がって読書したらさぞ気持ちよいことでしょう。
英国式庭園へ向かうボードウオーク(杉 防腐処理されたデッキ材)
英国式庭園案内板 (平面図)
弊社HPのデザインに雰囲気が似ていました。
『英国式庭園』 本当に英国に来ているみたいです。庭の手入れが行き届いています。
さて、庭園を後にした私たちは、川南町の現状を自らの目で確かめるべく足を伸ばしてみることにしました。
川南町の商店街では営業をしている店よりもシャッターを閉じている店が多く見受けられました。また、通りを歩いている人がほとんどいなかったのは、町民が外出を控えているのではと推測しました。町役場の駐車場は、自治体関係者の車や応援に駆けつけている自衛隊の車でいっぱいでした。私たちが立ち寄ったあるお店では、地元の方達が集まって、様々な地場産品をギフトにして販売する企画についての話し合いをされているようでした。現状を打破すべく、前に向かって行動している姿に、逆にこちらが勇気を頂くような感じがしました。
次に訪れたゲシュマック(下記参照)では、営業を再開して間もないにも関わらず、たくさんの商品が店頭に並び、お客さまも次々と来店されていました。こちらの会社は川南のあじ豚が使えない中、鹿児島のあじ豚農家から原料を調達して、製品を作っているとの事。逆境に負けることなく、今できることを考え、おいしい製品を作り続けている姿勢には脱帽です。店員の方に生活の様子を伺ったところ「今は、新聞もニュースも見たくない。悪いニュースを見ると、正直気が滅入ってしまう。それでも悩んでばかりいても仕方がない、開拓者魂(川南町は日本三大開拓地のひとつ)でこの難局を乗り切るようにみんなと一緒になってがんばって行きます」と話されている姿に目頭が熱くなりました。
連日メディアで報道されているように、川南町の畜産農家の方々、関係する方々、そして町全体が口蹄疫災害で大変なご苦労をされています。これまで何十年もかけて築き上げたものが、口蹄疫という災害によって失われるということは、想像を絶するような苦しみと悲しみをもたらしています。私も災難に遭われた畜産農家の方々のブログや生の声を通して、現状を理解するように努めています。愛情を込めて育てた動物を、天命を待たずして殺さなければならないこの気持ちは、当事者でしか分かり得ないものでしょう。ただただ残念でなりません。今は一刻も早い感染の終息と災難に遭われた方々の復興を祈るだけです。
弊社も社員一同で、寸志を寄付させていただきました。少しでもお役にたてればと思っています。
川南町関連のブログ(HP)を紹介します。
あじ豚・ハム&ソーセージ ゲシュマック Geschmack
あじ豚の肉、ソーセージ、ハム、パンなどクオリティーの高い製品を作っています。 どの商品も絶品揃いです。中でもプレサックという商品は感動するくらいのおいしさです。6月末までの期間限定で詰め合わせ販売をしていますので、購入されてはいかがでしょうか。
川南町のムッチー牧場
牧場主の生の声が聞けます。危機感が欠落した政治家に対する私たちの思いを代弁してもらっているような気がしてなりません。
まるみ豚 川南町 協同ファーム
川南町役場
川南町 Wikipedia
東国原知事 そのまんま日記
口蹄疫被害義援金 宮崎県共同募金会
川南町 川南町口蹄疫対策支援金
2月に行われる巨人軍宮崎キャンプ。
キャンプ直前に参拝した青島神社に奉納された絵馬。
その中に、故 木村拓也氏が書いた絵馬を見つけました。
絵馬に書かれていた言葉は ” 初 心 ”
プロ野球に人生を捧げた男が記した言葉。
入団間もない選手ではなく、ベテランが書いたところに、
氏の強い想いが込められている気がします。
毎年、この気持ちを持ち続け、プロ野球生活に臨んだからこそ、
19年の永きに渡り現役選手として活躍し続けてこられたのでしょう。
先ず『思念』あり。そうありたいと強く思うことが、人の道を切り拓きます。
すばらしい人物だったのですね。惜しい人を亡くしました。
合掌
湘南に建築していた義理の兄の自宅(木造建築)が3月下旬に竣工しました。
とても素晴らしい仕上がりに、義理の兄も とても満足している様子でした。
室内の写真を一部お見せします。
設 計 幸田章建築設計所
施 工 (株)安池建設工業
リビングダイニングキッチン
和室
この和室がとてもいいですね。シンプルかつモダン、そして落ち着く感じが写真から伝ってきます。良い設計というのは、無駄なものを極力排除したデザインで構成され、一つ一つの線の位置や面の構成を十二分に計算し尽くした上で、図面に落とし込まれます。私は、この構成力を持った人こそが、設計士と呼ぶに相応しいのではないかと思っています。『人の暮らし』の本質を捉えた幸田先生の設計は、時代が変わっても色褪せることはないでしょう。素晴らしい歌が、いつの時代にも人々から愛され続けているように。。。
今回設計をしていただいたは幸田 章氏(幸田章建築設計所 主宰)です。
私が幸田章氏を知ったのは、渡辺篤史の建もの探訪(テレビ朝日)で幸田氏のご自宅が紹介(2009年2月1日放送)されていたのを、偶然見たことからでした。奇をてらうことのない、シンプル(この表現が適切か否かわかりませんが)な設計なのですが、『人の理想的な住環境とは?』という問いに対する答えがいっぱい詰まっているようなご自宅でした。そこには住み手が心から寛げる空間がありました。また、『部屋=壁で囲まれた閉ざされた空間』という概念ではなく、部屋と部屋がつながりを持って広がって行くような連続性が存在しているように感じられました。
そして、私が木材を扱う立場から感心したのが、氏は木材の特質をよく理解した上で、木を『適材適所』に使っていることでした。木材にはたくさんの種類があります。また一つ一つの木にも性格(特性)があり、製材の仕方によっても木の特性に変化が出てくることもあります。設計士の中で、木の素材の特質まで理解した上で、設計に取り入れている人は少ないように思われます。更に、幸田氏は家具の設計もされていますので、インテリア側から見た視点でも空間作りをされているのではないかと推察しました。家の外と内 両面から空間を作り上げて行くことができるというのは、とても大切なことです。
住まいの本質を捉えた家は、何世代にも渡って住み続けられます。これこそが真のエコ住宅であると思います。
このような経緯で私が幸田章建築設計所を兄に紹介し、兄も幸田氏の高い設計・管理力を評価し、お願いすることになりました。すばらしい人たちとの出会いに感謝しています。
日本人として初めて、アニー賞最優秀美術賞を受賞された上杉忠弘氏。
その上杉氏の特別展示会「宮崎ー四つの風」展が現在 宮崎県立美術館で開催されています。
上杉氏は宮崎出身の作家で『コララインとボタンの魔女』のコンセプトアートを担当されました。氏の作品に登場する女性は60年後半から70年前半のノスタルジックな香りが漂っています。時間を作って美術館に足を運んで、すてきな作品を味わいたいと思っています(22日に行ってきました^^)。
P.S. 四つの風展に出展している松田俊哉氏は私の姉の同級生です。
宮崎県立美術館
宮崎県立美術館 2階ホール
上杉忠弘氏の作品
上杉忠弘氏の作品
上杉忠弘氏の作品
芸術劇場のプランターボックスに植栽された美しい花たち 散歩の目を楽しませてくれます。
ファミリーレストラン業界で高い営業利益率を誇るイタリアンレストランのサイゼリヤ。
500円未満のメニューが大半を占めているにもかかわらず、
2009年8月期の営業利益率は10%強あるという勝ち組企業だ。
そのサイゼリヤの強さの一端を紹介する記事が以前、日経新聞でとりあげられていたので、
少し紹介したいと思います。高収益の秘訣は、「生産性を向上させるために、すべての業務を原理原則に立ち返って日々考える」ということらしい。
以下記事より抜粋
「例えば店内清掃。清掃とは何か、なぜ掃除機を使うのか。科学的解析を交えて考え抜く。行き着いたのが原始的なモップだった。床のゴミやホコリを取り除くのが掃除だから空気まで吸い上げる必要はない。しかも掃除機は吸い取り口が小さく、何度もひじを動かす動作が伴う。モップだと歩いて押すだけ。ひじを動かす回数は大幅に減る。 まず30センチ幅のモップを試したら、同じ通路を何往復もしても掃除機と歩数はあまり変わらなかった。そこで120センチ幅にしたら、ひとふきで済んだ。掃除機で1時間かかる作業が30分に。生産性は2倍に跳ね上がり、作業は楽になった。こんな小さな積み重ねが圧倒的なコスト競争力を生む。生産性向上を軸に仕事を組み立てると、とるべき戦略もおのずから見えてくる。例えば期間限定の値引きはしない。急激な客数増で店舗作業が乱れることを避けるためだ。それでも節約志向の客が店におしかけ、11月の既存店舗の売上高は前年比13%も増えた。社員の大半は理科系出身。常識を疑い、科学的に考える習性が染み付いている。。。。。続く」
掃除=掃除機でするもの これが世間の常識であります。普通はこの考え方に異論を挟む人はほとんどいないでしょう。しかしながら、この図式が本当にベストな方法なのだろうか?と疑問を持てば、そこにはまだまだ改善する余地が存在している。
成功したビジネスモデルを作り上げ、収益を出していたとしても、現状を否定し、改善に取り組む姿勢を常に持ち続けることが大事である。その取り組みから新たな発想が生まれてくる。素晴らしいアイデアというのは、世間の常識を否定することから生まれてくるのだろう。製造業に従事している私たちこそ、この考え方を体に染み付かせ、変革の時代に生き残って行かねばならない。