徳永商店は、確かな製材技術でお客様のニーズに的確に応える木材製品をお届けします。
2009年09月
良質な樫の原木から製材・加工しました造船盤木を先週お客様に納品いたしました。
樫などの広葉樹原木は天然木であるため、1本、1本の外観形状がそれぞれに異っており、
また木材内部についても腐れや割れなどの欠点を含んでいる場合があります。
私たちには原木の選別眼と高度な製材技術が要求されます。
一見簡単そうに見える製材行程の中にも、木材の仕入・選別・製材・加工に十二分に配慮した製
材を行わないとよい製品は生まれてきません。
ローテク + 人間力 = すばらしい製品 を生み出すのです。
いつの時代も、お客様のニーズに応える製品作りを目指しています。
約3年前に、名古屋市 熱田区 にある『白鳥庭園』栗の木橋架け替え工事に使用する栗材を
M社さんに納品させていただきました。
先週末に名古屋出張が入りましたので、施工後の状況を確認してきました。
この木橋には、モックル処理の技術が施され、木材の加工(ちょうな削り)を行い現場施工しております。
特殊な木材の加工を行っていますので、大工さんの高度な加工技術が要求される案件であったと思います。
皆様も名古屋を訪れる際には、是非『白鳥庭園』を見学して下さい。
白鳥庭園 名古屋市熱田区熱田西町2番5号
地下鉄名城線『神宮西』下車 徒歩10分
* 名古屋市内随一の規模を誇る日本庭園として平成3年4月に開園しました。
中部地方の地形をモチーフに作られています。
*** モックル処理の説明 ***
モックル処理(正式には酸化亜鉛含浸処理)は、殺菌・殺虫力のある薬液を木材に注入するのではなく、薬液を木材内部で化学変化させて、防腐・防蟻・寸法安定をもたらせる科学改質処理であり、モックル処理された木材は、科学改質処理木材です。主な成分は、有機酸亜鉛・エチレンウエア・ポリエチレングリコールメタクリレートの3成分で、加熱処理をすることにより、互いに重合し木材に定着します。
(ちょうな削り=下の写真の木材の表面を見ていただくと、波状に加工されているのが分かると思います。)
栗材にモックル処理(酸化亜鉛含浸処理)を施して、耐久性を高めています。
先日、ホームページからお問い合わせいただいたお客様に樫の特注品(8角形材)を納材しました。
メールでお客様のご要望を確認する作業を一つづつ行いましたので、通常よりも多少時間がかか
りましたが、大変スムーズなお取り引きができました。
また、お客様からは、お客様の期待を超える製品の出来映えに、大変満足していただいたとのメールをいただきました。
遠隔地にお住まいのお客様でも、綿密な打ち合わせにより、ご要望にお答えできる。
ホームページは人と人を結びつける大変便利なツールであることを実感させられました。
木材に関するお困りごとがありましたら、お気軽にお問い合わせ下さい。
私たちは 木材のソリューションカンパニーを目指しています。