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2012年08月
一昨日は宮崎ミロク協同組合の組合員(川上木材さん)が納品しましたモックル処理材(杉)の現場を視察しました。
現場は、大分県の蒲江にある養殖業者(有限会社 川上水産さん)の生け簀です。生け簀のデッキ部に取り付けられたモックル材は、設置後7年経過しているとのことです。
生け簀という過酷な条件下で、設置後7年経過した杉材がどのように変化しているのか大変興味深く見てきました。
同時に、普段見る事のできない養殖の現場も見学するすることが出来て大変有意義な視察となりました。
大分 佐伯駅のプラットフォームにて 佐伯駅から蒲江までは車で30分ほど
蒲江の川上水産さん 生け簀のデッキ部に使用されているモックル処理材(杉材)
モックル処理を施した杉材。 7年経過しているにも関わらず、腐食が全く見られません。
木口(こぐち)の様子。干割れは見られますが、木部の劣化は確認できません。
釘の保持力が効いています。
写真で確認できるように、7年経過しているにも関わらず杉材にほとんど変化は見られません。
一般的には、釘を打ち付けた部分や干割れが生じた部分から木材の劣化が始まるのですが、
モックル処理材には劣化がありませんでした。
海上という過酷な条件下でも、モックル処理材の防腐性が優れているということが検証できました。
今回の取材にご協力いただきました川上水産さんのHPをご紹介します。
大分県蒲江で豊後水道で育てたブリを養殖していらっしゃいます。
川上社長は、とても気さくな方で、真摯に養殖業に取り組んでいらっしゃいます。
有限会社 川上水産 (ブリ等の養殖)
HP http://tenjinmaru.saiki.jp/
川上水産 天神丸
美しい海と山に囲まれた蒲江の町
沖合の生け簀に向かって船を走らせます。
豊後水道にある川上水産さんの生け簀 リアス式の豊な海が広がります。
一つの生け簀の中に3500?4000匹のブリを育ているとのことです。
写真手前の筒から餌が放たれます。生け簀の中には元気なブリが泳いでいます。
元気に跳ねるブリのしぶき。間近で見ると迫力あります。