名古屋市 『白鳥庭園』 栗の木橋(モックル処理)

約3年前に、名古屋市 熱田区 にある『白鳥庭園』栗の木橋架け替え工事に使用する栗材を

M社さんに納品させていただきました。

先週末に名古屋出張が入りましたので、施工後の状況を確認してきました。

この木橋には、モックル処理の技術が施され、木材の加工(ちょうな削り)を行い現場施工しております。

特殊な木材の加工を行っていますので、大工さんの高度な加工技術が要求される案件であったと思います。

皆様も名古屋を訪れる際には、是非『白鳥庭園』を見学して下さい。


白鳥庭園
名古屋市熱田区熱田西町2番5号  

                  地下鉄名城線『神宮西』下車 徒歩10分

* 名古屋市内随一の規模を誇る日本庭園として平成3年4月に開園しました。
    中部地方の地形をモチーフに作られています。


***  モックル処理の説明 ***

モックル処理(正式には酸化亜鉛含浸処理)は、殺菌・殺虫力のある薬液を木材に注入するのではなく、薬液を木材内部で化学変化させて、防腐・防蟻・寸法安定をもたらせる科学改質処理であり、モックル処理された木材は、科学改質処理木材です。主な成分は、有機酸亜鉛・エチレンウエア・ポリエチレングリコールメタクリレートの3成分で、加熱処理をすることにより、互いに重合し木材に定着します。


(ちょうな削り=下の写真の木材の表面を見ていただくと、波状に加工されているのが分かると思います。)

白鳥庭園 栗の木橋

栗材にモックル処理(酸化亜鉛含浸処理)を施して、耐久性を高めています。
白鳥庭園 モックル処理を施した木の橋


白鳥庭園

投稿日時:2009.09.14(Mon) 19:24:31|投稿者:tokunaga